大学ってどんなとこ?~大学人からのメッセージ~
時期2007年8月
記入者西田泰晤・粉川雅至 (千里RC)
<内容>
今から15年前、クラブ創立35周年記念事業として社会奉仕、青少年奉仕に貢献するものと考え、教育の荒廃が顕著となり、教育の再生が強く求められる中、特に高校生が大学入学を目的と勘違いをし、入学してから目的を喪失し、無為に学生生活を過ごすという憂うべき実情が顕著になっている点を捉え、地域団体との連携を強化しつつある大阪大学と共催し、高校生に大学において学問を追究する楽しさを知ってもらい、又高校の先生方や保護者の方々にも理解していただいて、正しい方向に導いていただくきっかけとなることを主眼として立案したプロジェクトである。当日は主に、次の三つのプログラムで構成した。
日時:2007年8月5日(日)13:00~17:00 会場:千里ライフサイエンスセンター
1. 講演 「<おもしろさ>ということについて」大阪大学理事・副学長(当時) 鷲田 清一
2. 模擬講義 「脳のしくみ:記憶って、どうやってつくられるの?」
大阪大学大学院生命機能研究科 教授(当時) 小倉 明彦
3. 体験ワークショップ 「大学で演劇?」大阪大学コミュニケーションデザインセンター 教授(当時) 平田オリザ
<経過と成果>
当クラブの会員には大阪大学関係者が総長をはじめ多数在籍され、趣旨、目的の理解が早く、大学の「地域諸団体との連携推進方針」に合致し、共催団体の承認を得ることが容易であった。さらに、クラブ会員が手分けして大阪府教委、吹田市教委、高校、近隣RC、知人、新聞、ケーブルテレビなどのメディアへのPRに汗を流し、当日も多数の会員が設営、参加者の受付・整理等を担当した。
当日は、約150名の高校生や保護者、教員が参加し、大学の魅力と楽しさを肌で実感する有意義な機会となった。このプロジェクトは、大阪府教育委員会、吹田市、吹田市教育委員会の後援を得ており、朝日新聞、読売新聞、地域新聞、文科省関係の『文教速報』、『文教ニュース』、大阪大学広報誌『阪大NOW』、大阪大学新聞他に掲載され、ケーブルテレビでも放映されたため、ロータリークラブの広報に役立ち、そのイメージアップにも寄与した。
このような業績が評価され、当プロジェクトは当該年度の「RI・意義ある業績賞」を受賞する栄に浴した。当クラブの会員が一丸となり、当クラブの特色を活かしたプロジェクトであったため、達成感にはひとしおのものがあった。