100th Anniversary

ロータリーマジック

バービーさん物語-大きく花開いた愛の種

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対象分野国際奉仕
時期2012年10月
記入者東田展明 (大阪心斎橋RC)

1977年、大阪心斎橋RCはフィリピンの貧しくて大学に行けない学生を支援する奨学基金を設立し、1981年より2000年まで19年間延べ45名の前途有望な大学生に奨学金を支給しました。

バービーさんは1983年の弟3回の奨学生で、苦学の末奨学金で大学を卒業し、努力の甲斐あって現在貨物運搬船会社の社長を務めています。彼女はロータリーから受けた支援に恩返ししたいとの思いから、2011年、マニラにマカティーオリンピアRCという新しいクラブを設立し会長を務めました。

彼女は、貧しい自分を支えてくれた心斎橋RCにお礼を言いたいと思い続け、2012年10月26日に心斎橋RCを訪問し例会に出席して感動のスピーチを行いました。

<バービーさんスピーチ要旨>

親愛なる大阪心斎橋ロータリークラブの皆様、こんにちは。30年前、私は希望にあふれた高校生でしたが家が貧しく大学に行くことをあきらめていました。それがつい数カ月前のことのように思い出されます。皆さまから頂いた御支援は私に未来に向かって飛ぶための翼を与えてくれました。皆様から頂いた教育という素晴らしい贈り物に対してこの場をお借りし心よりの御礼を申し上げます。私は本日この日が来ることを待ち望んでおりました。私は是非とも皆様にお目にかからねばならないと思い続けていました。今初めて皆さまにお目にかかり私の胸は喜びではちきれそうです。今この時は私が一生忘れることのできない時間となることでしょう。皆様の献身的なご支援から私は多くを学び、皆様の高い志により私の心の扉は開かれました。私は皆様へのお返しとして、昔の私のように恵まれない境遇にある人々に支援の手を差し伸べたいと思います。私は皆様が私と私の家族にして下さった「良いこと」を決して忘れることはありません、また他の人々に「良いこと」をすることを決して止めることはありません。私のホームクラブのマカティオリンピアRCを代表して皆様にフィリピンより愛と平和をお届け致します。

これを契機に両クラブの交流が深まり、2015年心斎橋RC創立45周年記念式典にて友好クラブ協定結びました。それ以来、毎年地区補助金を用いた共同プロジェクトを実施しています。30年前に蒔いたロータリーの愛の種が見事に開花し、再び愛の種を結実させた「バービーさん物語」は今も心斎橋RCの会員の胸に息づいています。

 

現地での共同プロジェクト(小学校での朝食サービス)

 

 

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