大手前整肢学園須磨水族園見学会
対象分野社会奉仕
時期2015年9月12日土曜日
記入者多田秀觀 (大阪大手前RC)
時期2015年9月12日土曜日
記入者多田秀觀 (大阪大手前RC)
[3世代合同社会奉仕事業]
(大阪大手前RC、大阪天満橋RC、大阪中之島RC)
赤十字病院に所属している大手前整肢学園の障害児たちの外出できる子供全てを神戸市立須磨海浜水族園に招待し、見学して現地で食事をするという、整肢学園始まって以来のイベントでした。大阪にある身体障碍者用のエレベーター付きのバス3台(大阪にある全て)をチャーターして須磨に向かいました。子供たちはその程度の差こそあっても、一生外に出られないことを悟っている子もあったかに聞いています。食事の介護をしなければならない子もあり、職員の苦労もかなりのものと思われたのですが、こんな企画が実行できるとは考えたこともなかったようで、子供たちも職員も一緒になってこのイベントに「没入」の言葉が適当と思えるくらい楽しまれていました。お礼の言葉を述べられる園長先生も、興奮を隠し切れない感じがしました。現地に到着した時、バスの側面を切り開きその開口部からベッドに乗ったままの子供を外に出して、外側を下りて来るエレベーターを見ていると、船の側面で飛行機を上下に移動している航空母艦のような感じでした。そして車椅子を押し、ベッドも押して水族園の中を回りました。食事は大きなホールを提供していただき参加者全員が一緒に食事と言っても、学園の職員は介護が必要な子もあり、大忙しであったと思います。午後はドルフィンショーを見て3時過ぎに午前の逆の順序でバスに乗車して大阪に帰りました。
協力したロータリアンも招待された整肢学園関係者の皆さんも、とても疲れたことと思いましたが、みんな達成感を十分に感じた一日であったことと思います。