～夢を形に～　自立支援のためのロータリーカフェ

コーヒーの淹れ方を熱心に練習している生徒たち

茨木RCは数年にわたり、茨木支援学校へ、必要とされる遊具、運動補助用具等々の寄付を行っておりました。そんな中、単発的な寄付でなく、継続的な自立支援に役立つ支援方法を、先生方と相談のうえ、生徒たちの就業支援に寄与するトレーニング環境を造ることに着目いたしました。支援学校が抱える大きな悩みの一つに、生徒たちの卒業後の就業があります。生徒たちもご家族の皆さんも、生徒たちが社会で働く夢をお持ちです。そんな夢を、少しでも形に近づけるべく、産まれたのが「ロータリーカフェ」の概念です。校内の余剰教室をカフェに改造し、そこで生徒たちに接客、会計等の訓練をしていただくというものです。

初年度は、余剰教室をカフェらしく整える内装工事、生徒たちの制服・椅子の寄贈、翌年度にはサイドボード、コーヒーメーカー、電子レジスターの寄贈を行いました。

其々の贈呈式の際には、茨木RCの会員が、生徒たちの作るコーヒーをいただき、生徒たちに料金を支払います。生徒たちの、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という元気な声を聴いたとき、一生懸命にお給仕・会計をする真剣な眼差しを見たときの感動は忘れることはできません。

その後、ロータリーカフェは、学校行事の父兄さんへのサービス等で活用されています。

今後も、茨木ロータリーは、子どもたちやご家族の夢を、少しでも前進させる、そんな自立支援を行って参りたいと思っています。