100th Anniversary

地区活動の足跡

米山奨学委員会

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対象分野米山奨学会
記入者100周年誌編集グループ

米山奨学委員会について

1.米山記念奨学会活動の概要

 米山奨学制度は、RIの認証を受けた日本のロータリー独自の多地区合同活動で、全国のロータリアンからの寄付金を財源に、日本の大学、大学院をはじめとする高等教育機関で学ぶ外国人留学生に対して奨学金を支給しています。年間の奨学生は約900名、事業費は14億5千万円と国内最大の民間奨学事業です。奨学生は毎月1回以上例会に出席し会員との交流を通して日本社会を知り、ロータリーを学びます。期間終了後は「ロータリー学友」として世界各地の多様な分野で活躍すると共に、ロータリー活動に参加し、日本と母国の平和の懸け橋として国際親善に寄与しています。

 各地区で受け入れる奨学生の数は寄付金の額に応じて決められます。当地区では1967年に米山奨学委員会が誕生し、以後積極的に米山奨学生を受け入れて来ました。当地区の毎年の受け入れ奨学生は約50名で、常に全国のトップクラスです。

 多くの会員の努力で地区独自のプログラムが実施され、各クラブでも独自の活動が行われており、今後当コーナーで順次紹介してゆきます。ご期待ください。

2.米山奨学委員会の歩み

 米山奨学制度は全国各地区が参加する合同活動で、地区米山奨学委員会の歩みはロータリー米山記念奨学会の歩みそのものです。以下その歴史を簡単に振り返ります。

1952年 日本で最初のロータリークラブを創立した米山梅吉氏の功績を記念して、東京ロータリークラブが米山奨学制度を設立
1953年 米山基金として募金を開始
1954年 奨学生第1号のソムチャード氏(タイ)君来日
1956年 第60地区および第62地区の年次大会に際して、米山基金を地区内クラブの共同事業とすべく合意された
1957年 国内全クラブの合同事業として「ロータリー米山奨学委員会」が結成され、全国組織となる。その後、”月に煙草一箱を節約して”の合言葉によって、会員 1 名あたり月額 50 円の寄付金を募る運動がスタート
1958年 「ロータリー米山奨学委員会」として全国の大学から8名の奨学生を採用
1959年 世話クラブ制度を設置
1960年 「ロータリー米山記念奨学会」と名称変更
1967年 文部省(現・文部科学省)からの許可を得て、財団法人ロータリー米山記念奨学会が設立される。年間の奨学生数:6ヶ国 59名
1971年 カウンセラー制度を設置
1972年 ※米山功労者制度の制定
1978年 特別寄付金の免税措置が認可される
1983年 台湾に元米山奨学生が組織する台湾米山学友会(扶輪米山会)が正式発足
1985年 国内初の米山学友会(関東)が誕生
1986年 265(現2650)地区、266地区(現2660)、268(現2680)地区で※米山奨学生学友会(関西)が発足。創立総会には29名が出席。
1989年 韓国米山学友会が正式発足
1998年 米山奨学生の出身地をロータリークラブ所在国にかかわらず、すべての国・地域に拡大。1999年4月採用から、ロータリークラブの所在の有無による国籍別の資格制限がなくなる
2001年 指定校・大学推薦制度での奨学生募集を開始
2001年 留学生受け入れ制度100年の記念にあたり、日本政府から留学生交流功労団体として表彰を受ける
2003年 各地の米山学友会が連携し、社会貢献活動として、第1回米山奨学会学友セミナーを開催
2004年 国際ロータリー2004年国際大会(関西)に米山奨学会が初出展。
米山奨学生学友会(関西)が世界の111の国と地域45,560名の参加者の通訳、案内として参加協力
2006年 制度改編・新制度発足「現地採用奨学金」「地区奨励奨学金」、医療費補助制度廃止
2006年 台湾にて、台湾学友会((社)中華民国扶輪米山会)主催のシンポウジウム
「日本留学を考える」開催
2007年 日本全地区によるロータリーの多地区合同奉仕活動としての手続きが完了
2009年 中国に米山学友会が正式発足
2012年 公益法人制度改革に伴い「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」へ移行
2012年 タイに米山学友会が正式発足
2013年 ネパールに米山学友会が正式発足
2014年 モンゴルに米山学友会が正式発足
2016年 スリランカ米山学友会が正式発足
マレーシア米山学学会が正式発足
2017年 ミャンマー米山学友会が正式発足
2018年 財団設立50周年記念式典開催
2021年 2021学年度 奨学生910名 累計奨学生 129の国と地域、22,267名

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