国際ロータリー2004年国際大会(関西)~記録誌~より
『青少年交換役員大会前会議』
記入者青少年交換役員会議実行委員会 委員長 近藤 眞道
青少年交換役員大会前会議(YEO プレコンベンション)
例年、国際大会本大会前に開催されるロータリー青少年交換役員大会前会議(通称:YEOプレコンベンション)ですが、昨年ブリスベンでの国際大会の際、2004年大阪でのYEO会議はRI本部の財政的な理由により開催しない、とのRI方針が出されました。そこで、日本の国際大会実行委員会が独自でYEO会議を開催することを決定、2004年5月20日より22日までの開催日とし、それを目指しYEO実行委員会が中心となって準備を開始しました。開催に必要な諸項目、すなわち全世界のYEO関係者への情報伝達およびそれらの方々の住所・氏名の把握、世界からの参加者登録事務、会議議題の検討、各ワークショップでのパネリスト・レコーダー・コーディネーターの選定、プログラムの設定と作成、恒例の晩餐会の準備・登録参加費の徴収・・、会場の設営・当日の運営等々・・・それらに関する予算の設定も含め、全てを実行委員会が準備しました。
2003年10月のRI理事会で2004年YEO会議を『公式行事とする』との確約を取り付けましたが、あくまで実行委員会がすべてを行いRIは関与しない、との付帯事項が添えられていました。
全ての面で例年にはない大きなハンディーを伴う準備でありましたが、は関与しない、との付帯事項が添えられていました。1名、それに今回初めての企画である全日本ROTEX大会・参加者170名、YEOのみの単独「京都ツアー」参加者185名とそれぞれ当初の予想を上回る参加・登録者を記録しました。特にYEO会議本体の登録者数は過去最大と考えられます。
今回の大会で特筆すべき事柄は下記の3点であります。
RI とは別に実行委員会が全てを行なったこと。
経過は上述のとおりでありますが、運営・議題・準備段階それぞれに日本を始め世界のYEO の全面的協力が成功裏の大きな要因になっています。
YEO 会議の議題がかつてのどの大会よりも充実していたこと。
特に、今回の会議の議長を務めた 2003-2004 RI YEO 委員会委員長John Wakefiled PDG の提議した『交換プログラムと性的問題点』は我々が避けがちな問について正面から問題解決に取り組む姿勢を示したもので、今後RI においても何らかの対応が表明されると考えられます。
ROTEX(ローテックス)の活躍
ROTEX とは かつてこのロータリー青少年交換プログラムで一年間海外に交換留学した元交換派遣学生の集まりです。日本の各ロータリー地区の多くにROTEX が組織されています。 今回、それらのROTEX が国際大会に標準をあわせ「ROTEX 全国会議」を大阪で開催、170人を超えるROTEX が参集しました。 また、21日の「青少年交換役員公式晩餐会」では彼ら170名が『日本の祭り』と題したパーフォーマンスの歓迎イベントを行い、Carl Wilhelm RI 会長ノミニーをはじめ 多くのRI 理事・DG・PDG、それに晩餐会参加者から万籟の拍手を受けました。 このようなROTEX 会議・活動はかっての国際大会ではなかったことで、RI も大変興味を示し、RI 本部より取材のため担当事務方責任者をわざわざ派遣してきました。また、23日からの本会議ではこれらROTEX の内130 名が RI の公式SAA として大会に参加しました。 これもRI 国際大会史上初めての事です。
「青少年交換役員公式晩餐会」でのROTEXパフォーマンス『日本の祭り』
このように、今期のYEO 大阪会議は、ロータリー国際大会史上多くの特筆すべき事柄を残しました。 最終的にはRI 本部もYEO 会議が成功裏に終わったことに大きな賛美を与えています。
最後に、このYEO 会議を成功裏に導いて頂いた 千大会委員長、近藤実行委員長をはじめ関係各位、 谷水部会長を始めYEO 実行委員会の面々、関場PG を中心とした全国ガバナー会青少年交換委員会、 J.Wakefield を長とするRI2003-2004YEO 委員会、 世界と日本のYEO の方々、それにROTEX の諸君に感謝の意を表します。