当クラブは交通安全活動の推進や青少年スポーツの支援など、地域との関わりを重視した活動を行ってまいりました。一方、国際奉仕に於いては姉妹クラブであるカトマンズミッドタウンRCと協力し、ネパールでの医療支援を長年継続的に行って来ました。近年では現地の障害のある女性の教育及び就業支援や蛇毒被害軽減活動など、支援の幅を広げて活動を行っています。また、阪神淡路大震災や東日本大震災等での災害復興支援やネパールでの震災緊急支援等、被災者支援にも力を入れてまいりました。昨年度はコロナ禍における困窮学生に対する物品支援を行い、今年度も同様に地域で助けを必要とする人々を支援する事業を計画しています。当クラブの最大の特徴は全員参加型で和気あいあいと、互いに活発に意見を交換出来る風通しの良いクラブです。

1985年の3月18日に東大阪RCをスポンサークラブとし、30名のチャーターメンバーで創立した当クラブは、地元東大阪地域を中心に最大で63名の会員を有していました。　残念ながら近年は会員数の減少に歯止めがかからず、会員の平均年齢も上昇を続けています。しかしこの一年で30~50才代の新入会員を新たに迎え、今後の会員拡大に取り組んでいるところです。
女性会員の獲得については当クラブが今後積極的に取り組むべき課題であります。当クラブは創立以来、5年ごとの周年の度に特別な記念事業にも取り組んでまいりましたが、昨年の35周年はコロナ禍のために一部の事業を除き初めて中止となりました。しかしながら、来るべき40周年に向けて新たな事業に取り組んでいきたいと思います。

我が地区のロータリークラブが100周年という節目を迎えるにあたり、様々な障害や苦難を乗り越えながら今日の隆盛を迎えるに至った先人のご努力に対し、深い尊敬と感謝の念を表したいと思います。ロータリーの現状は我が国においても世界においても大きな転機を迎えており、時代の流れや技術の発展に合わせて変化すべき点が多々ある一方、変えてはいけない事も数多く在るものと考えます。この点において我が国とRIもしくは他国のロータリーの考え方に乖離が生じてきていることも事実かと思います。如何にロータリー精神の実を取りつつ時代の要請やそれに伴う変化も受け入れていくかが、今後のロータリー活動の発展を左右するものと思われます。その中で日本のロータリアンとして守るべきものは守っていきたいと考えます。

東大阪西RC創立総会 1985.3.18