大阪のロータリー100年のあゆみ
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2011年東日本大震災支援活動2013年未来の夢計画(FVP)2015年2660地区IM再編2019年コロナとの闘い始まる2017年RIビジョン発表地区ビジョン5か年計画発表2021年DEIコミットメント<地区の変革>ロータリーを取り巻く環境の変化に応じたRIの動きに呼応して2660地区でも新たな動きが相次いだ。2015年にはIMの規模を適正にし新たな役割を果すため、それまでの8組体制が6組体制に再編された。また、それぞれの組織、グループの学友が一つの仕組みとしてロータリー活動を支援するため学友会が発足した。更には2016年のRI規定審議会で決定された例会開催頻度、出席要件、会員身分制度の緩和ルールを受けて各クラブは独自のルール策定を行った。2018年には地区初の衛星クラブ「大阪南なみはやRC」が誕生し、新しいクラブ誕生への新たな試みが始まった。2019年の規定審議会ではローターアクトクラブをRIの正式なメンバーとして迎えることが決まり、ローターアクトクラブの新たな役割が期待されている。<コロナとの闘い-その1->2019年秋、中国武漢で発生したとされる新型コロナウイルス感染症はその感染力の強さから急速に世界中に広がり重症化死亡リスクの高さから世界はパニックに陥った。2020年1月16日に日本で、29日には大阪で最初の感染者が確認され、治療方法、治療薬も不明で4月7日~5月25日には初めての緊急事態宣言が発出され、医療現場のみならず社会全体が大混乱となった。ロータリー活動も大きな影響を受けた。2020年度の3月以降の地区行事は全て中止となり、各クラブの例会もほとんどが休会となったが、地区及び多くのクラブは困難を押して医療現場、教育現場、介護施設等で不足するマスク、フェースシールド、防護服、医療用テント等を独自のルートで調達し寄贈する奉仕活動を実施した。<コロナとの闘い-その2->2020~21年度に入ると新たな第2波、第3波、第4波に襲われ、緊急事態宣言も2回発出されたが、3密回避等感染防止策や在宅勤務が浸透し、治療薬やワクチンも開発されコロナと共生する新たな日常が定着し始めた。ロータリー活動においてもZoom等のツールを用いたWEB会議が導入され、リアル出席とオンライン出席を組み合わせたハイブリッド形式での会議形式が浸透し、コロナ禍の下での地区大会等の地区行事、クラブ例会等でも採用され新たなロータリーの日常として定着した。<未来へ>こんな中、1922年に大阪RCが誕生して以来100年の歴史を刻み、2022-23年度に当地区は100周年を迎えることになった。奇しくも当地区では初の女性ガバナーが誕生し、RIでは初の女性会長が誕生する。ロータリーのビジョン、戦略計画をより効果的に進めるため、RIは多様性、公平さ、インクルージョン(DEI)への取り組みを強化する方針を打ち出し、また未来形成委員会(SRF)を設け時代に即した新たなロータリー像を検討中である。ロータリー精神を実践し、弱き人々、困窮する人々を助けることにより今の社会を支え、ロータリー精神に溢れた明日の社会づくりをリードするための未来への新たな歩みが始まる。

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